スマホで確定申告!有料・無料おすすめのアプリ7選を専門家が徹底解説
2026.8.30(日)
副業の確定申告は、スマートフォンやパソコンを使ってオンラインで進めることが可能です。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」のほか、民間の確定申告・会計アプリを利用して申告書を作成し、対応するサービスからe-Taxで提出する方法もあります。
ただし、確定申告アプリによって対応する申告方法や料金、スマートフォンでできる範囲、e-Taxへの対応状況などが異なります。無料で使えるサービスもあれば、帳簿付けや経費管理などの機能が充実した有料サービスもあります。
そこで本記事では副業初心者に向けて、確定申告をアプリで進めるメリットやe-Taxとの違いを解説。さらにおすすめの確定申告アプリを料金や機能、向いている人別に紹介します。
確定申告の準備やアプリ選びのポイント、副業の探し方までまとめて解説するので、これから初めて副業の確定申告をする人は是非参考にしてください。
そもそも副業の確定申告はアプリで完結できる?電子申告(e-TAX)について解説
副業の確定申告が初めての場合、「税務署に行かないといけない?」「スマホやアプリだけで手続きできる?」と疑問に感じる人もいるでしょう。
結論として、副業の確定申告はスマートフォンやパソコンを使ってオンライン上で手続きできます。
確定申告の方法として、確定申告ソフト・アプリを使って申告書を作成する方法や、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用する方法があります。作成した申告書は、e-Taxを利用してオンラインで送信することも可能です。
つまり、「申告書を作成する方法」と「作成した申告書を提出する方法」は別のものとして考えると分かりやすいでしょう。
ここでは「確定申告書をどうやって作るのか」と「どうやって税務署へ提出するのか」を分けて、副業初心者にも分かりやすく解説します。
結論:確定申告はアプリ(オンライン上)からでもできる
確定申告を行う場合、必ず税務署へ行ったり、パソコンを使ったりする必要はありません。
例として、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」ではスマートフォンやタブレットから所得税の確定申告書を作成し、e-Taxという納税システム上で送信できます。給与所得だけでなく、一定の条件のもとで事業所得や雑所得などを含む申告にも対応しています。
また、民間の確定申告・会計アプリを利用して申告書を作成し、対応しているソフトからe-Taxで送信する方法もあります。国税庁も、民間会計ソフトで作成した申告データをe-Taxで送信する方法を案内しています。
つまり、副業の確定申告では主に次のような選択肢があります。
| 申告書を作成する方法 | 提出方法 |
| 国税庁「確定申告書等作成コーナー」 | e-Taxまたは書面 |
| 民間の確定申告・会計アプリ | 対応していればe-Taxなど |
| 手書き・パソコンで申告書を作成 | 税務署への持参・郵送など |
ここでおさえておきたいのが、「アプリで申告書を作ること」と「e-Taxで申告書を提出すること」は同じ作業ではないという点です。
ただし、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」ではスマートフォンで申告書を作成したうえで、そのままe-Taxで送信することができます。
e-Taxとは?作成した確定申告書をオンラインで提出する仕組み
e-Taxとは、国税に関する申告や申請などをインターネットを通じて行える国税電子申告・納税システムです。
副業の確定申告では、申告書を作成した後にe-Taxを利用して税務署へ電子的に提出できます。イメージとしては、①申告書を作成する → ②e-Taxで税務署へ送信するという流れです。
例として、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」をスマートフォンで利用する場合は、画面の案内に沿って所得や経費、各種控除などを入力し、申告書を作成します。その後、マイナンバーカードなどを利用して本人確認を行い、e-Taxで申告データを送信します。
また、民間の確定申告アプリで申告書を作成した場合も、ソフトがe-Tax送信に対応していれば、作成した申告データをそのまま電子申告できます。ソフトによって具体的な操作方法は異なるため、利用するサービスの案内を確認しましょう。
スマホでe-Taxを利用するには何が必要?
スマートフォンからe-Taxで申告する場合、マイナンバーカードを利用する方法が一般的です。国税庁では、スマートフォンとマイナンバーカードを利用して、自宅から確定申告書を作成しe-Taxで送信する方法を案内しています。
また、現在はスマートフォンのマイナンバーカード機能にも対応しており、対応する端末・設定であれば、物理的なマイナンバーカードをスマートフォンで読み取らずに申告書の作成・e-Tax送信を行うこともできます。
そのため、スマホで副業の確定申告をする場合は事前に以下を確認しておくと安心です。
- マイナンバーカードを用意できるか
- マイナンバーカードの電子証明書が利用できる状態か
- 使用するスマートフォンが対応しているか
- 副業の売上・経費などの資料を準備できているか
- 利用する確定申告ソフトがe-Taxに対応しているか
なお、「スマホで確定申告=専用アプリを入れて全部自動で終わる」というわけではありません。
申告書を作成するためのサービスと、作成した申告書を電子的に提出するe-Taxを組み合わせて利用する、と考えると分かりやすいでしょう。
副業初心者なら「確定申告書等作成コーナー」か「確定申告アプリ」がおすすめ
これから初めて副業の確定申告をする場合、まずは「どの方法で申告書を作成するか」を決めるとよいでしょう。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」は、画面の案内に沿って金額などを入力すると所得金額や税額が自動計算されるため、初めて確定申告をする人でも利用しやすい方法です。スマートフォンにも対応しており、作成した申告書をそのままe-Taxで送信できます。
一方、民間の確定申告・会計アプリには、日々の売上や経費を記録しておくことで、確定申告に必要な計算や書類作成をサポートしてくれるものがあります。副業の取引を継続的に管理したい人は、こうしたソフトを利用するのも選択肢です。
特に副業では、売上だけでなく必要経費も記録しておく必要があります。確定申告の直前になって1年分の領収書や取引履歴を整理するより、日頃から記録しておくほうが申告作業を進めやすくなります。
副業の確定申告をアプリで進める3つのメリット
副業の確定申告は収入や経費を整理したり、税額を計算する必要があるため、初めての人にとっては「何から始めればいいのかわからない」と感じやすい手続きです。
しかし、確定申告ソフトやアプリを利用すれば必要な情報を入力するだけで所得や税額の計算をサポートしてもらえるため、確定申告に慣れていない副業初心者でも手続きを進めやすくなります。
ここでは、副業の確定申告をアプリやソフトで進める主なメリットを3つ紹介します。

確定申告に必要な計算や書類作成の負担を減らせる
確定申告では副業の売上や必要経費を整理したうえで所得を計算し、所得税などを算出する必要があります。
特に初めて確定申告をする場合、「どの金額をどこに入力すればいいのか」「経費をどう計算すればいいのか」などで迷うこともあるでしょう。
確定申告ソフトやアプリを利用すれば、画面の案内に沿って収入や経費などを入力することで、所得や税額の計算、申告書の作成をサポートしてもらえます。
Webライターとして副業をしている場合、1年間の売上や仕事に使用した書籍代、通信費などの必要経費を入力することで所得を計算できます。
ただし、アプリが「これは経費として計上できる」と自動的に判断してくれるとは限りません。何が必要経費に該当するのか、どの金額を入力するのかといった税務上の判断は自分で行う必要があります。
スマホで収入や経費を入力でき、スキマ時間に進めやすい
確定申告ソフトやアプリのなかには、スマートフォンから収入や経費などを入力できるものがあります。パソコンを開いてまとまった時間を確保しなくても、副業の売上を確認したり、領収書を整理しながら少しずつ申告準備を進めやすい点がメリットです。
例えば、仕事用の銀行口座やクレジットカードと連携できるサービスであれば、取引データを取り込んで仕訳や帳簿付けを効率化できる場合もあります。
副業を本業と並行して行っている人は、確定申告の時期に1年分の領収書や取引をまとめて整理するよりも、日頃から売上や経費を記録しておくことで申告時の負担を減らせます。
ただし、利用できる機能はサービスによって異なります。銀行口座やクレジットカードとの連携、レシートの読み取りなどを利用したい場合は事前に対応状況を確認しましょう。
作成した申告データをe-Taxで送信できる場合がある
確定申告ソフトやアプリを利用するメリットとして、作成した申告データを電子申告(e-Tax)で送信できるサービスがあることも挙げられます。
つまり、確定申告ソフト・アプリで申告内容を作成→作成した申告データをe-Taxで送信という流れでスマートフォンなどから確定申告を進められる場合があります。
また、確定申告ソフトやアプリを使わず、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成し、そのままe-Taxで送信することも可能です。
そのため、確定申告の方法を考える際は、「アプリを使うか」「e-Taxを使うか」を完全に別々の選択肢として考えるのではなく、「どのサービスで申告内容を作成するか」と「どの方法で税務署へ提出するか」を分けて考えるとわかりやすいでしょう。
なお、e-Taxで送信するために必要なスマートフォンの対応状況やマイナンバーカードの読み取りなどは、利用する方法によって異なります。初めて手続きする場合は、事前に必要なものを確認しておくと安心です。
おすすめの副業確定申告アプリ7選!機能や向いている人別に紹介
副業の確定申告に使えるアプリや会計ソフトには、スマートフォンで帳簿付けから確定申告書の作成、e-Taxでの提出まで進められるものがあります。一方で、対応する申告方法や利用できる機能、料金体系はサービスによって異なります。
そこで、ここでは副業の確定申告に使いやすいアプリ・会計ソフトを厳選して紹介します。料金や対応する申告方法、スマートフォンへの対応、e-Taxでの電子申告の可否、どのような人に向いているかを比較しながら、自分に合ったサービスを選べるように解説します。
「できるだけ簡単に申告したい」「スマホを使って進めたい」「なるべく費用を抑えたい」など、自分の希望に合った確定申告アプリを見つけましょう。

やよいの白色申告 オンライン|白色申告の帳簿付けから確定申告まで完全無料でできる
「やよいの白色申告 オンライン」は、白色申告をする人向けのクラウド型確定申告ソフトです。フリープランなら、確定申告書の作成やe-Tax、仕訳・記帳の自動化、金融機関連携などの機能を追加料金なし・完全無料で利用できます。弥生公式でも「すべての機能がずっと無料」と案内されています。
主な特徴をまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 完全無料(フリープラン) |
| 対応する申告 | 白色申告 |
| 利用環境 | パソコン・スマートフォン |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | 〇 |
| 向いている人 | 白色申告のみ利用し、完全無料のアプリを使いたい人 |
特に初めて副業の確定申告をする人や、青色申告の特別控除などを利用する予定がなく、白色申告をする人に向いています。
なお、白色申告と青色申告では利用できる制度や申告方法に違いがあります。白色申告とは、青色申告を選択するための「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出していない人が行う申告方法です。
一方、青色申告をするには原則として事前に税務署へ申請し、承認を受ける必要があります。その代わり、一定の要件を満たせば最大65万円の青色申告特別控除などのメリットを受けられます。
そのため、「無料で確定申告をしたい」という理由だけで選ぶのではなく、自分が白色申告と青色申告のどちらを選ぶ予定なのかを確認してから利用することが大切です。
freee会計|スマホで帳簿付けから確定申告まで進めやすい
「freee会計」は、日々の取引登録から確定申告書の作成・提出まで対応するクラウド型の会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取得したり、スマートフォンでレシートを撮影して経費を登録できます。青色申告・白色申告の両方に対応しています。
特に確定申告が初めてで、できるだけスマートフォンを使って手続きを進めたい人に向いています。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 有料プランあり |
| 対応する申告 | 青色申告・白色申告 |
| 利用環境 | パソコン・スマートフォン |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | 〇 |
| 向いている人 | スマートフォンを中心に確定申告を進めたい人 |
freee会計では、質問に答えていくことで確定申告に必要な書類を作成できます。また、スマートフォンから確定申告書の作成・提出まで行えることも特徴です。
ただし無料登録はできますが、確定申告に必要な機能を継続して利用するには有料プランが基本です。料金を抑えたい場合は、無料で利用できるサービスと比較して選ぶとよいでしょう。
やよいの青色申告 オンライン|青色申告の帳簿付けから確定申告まで対応
「やよいの青色申告 オンライン」は、青色申告をする人向けのクラウド型確定申告ソフトです。日々の取引を入力して帳簿を作成できるほか、確定申告書類の作成やe-Taxにも対応しています。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 有料プランあり |
| 対応する申告 | 青色申告 |
| 利用環境 | パソコン・スマートフォン |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | 〇 |
| 向いている人 | 青色申告を選択し、帳簿付けから確定申告までまとめて行いたい人 |
銀行明細やクレジットカードなどの取引データを取り込んで自動仕訳できるため、日々の帳簿付けにかかる負担を減らしたい人にも向いています。
なお、スマートフォンでは取引入力などができますが、確定申告書類の作成はパソコンで行います。作成した申告データは、スマートフォンを使ってe-Taxで送信できます。
「副業でも青色申告を選択し、青色申告特別控除などの制度を利用したい人」に適したサービスといえるでしょう。
マネーフォワード クラウド確定申告|収入や経費を管理しながら確定申告できる
「マネーフォワード クラウド確定申告」は、日々の帳簿付けから確定申告書の作成まで対応するクラウド型の確定申告サービスです。青色申告・白色申告の両方に対応しており、スマートフォンアプリから電子申告を行うこともできます。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 無料プラン・有料プランあり |
| 対応する申告 | 青色申告・白色申告 |
| 利用環境 | パソコン・スマートフォン |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | 〇 |
| 向いている人 | 収支管理から確定申告までまとめたい人 |
マネーフォワード クラウド確定申告では、スマートフォンアプリから電子申告する方法と、e-Taxを利用して申告する方法の両方に対応しています。
なお、無料プランには仕訳登録件数などの制限があります。たとえば無料プランでは、1会計年度あたりの仕訳登録は50件までです。
「副業の収入や経費を普段から管理し、そのまま確定申告につなげたい」という人に向いているサービスといえるでしょう。
Taxnap(タックスナップ)|スマホでの確定申告に特化したアプリ
「Taxnap(タックスナップ)」は、スマートフォンで確定申告を進めやすいように設計された確定申告アプリです。公式サイトでは、AIを利用した経費処理や申告書の自動作成などを特徴として掲げています。
青色申告・白色申告に対応しており、スマホ中心で確定申告を進めたい人向けのサービスです。App Storeでも青色申告・白色申告アプリとして提供されています。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 有料(無料トライアルあり) |
| 対応する申告 | 青色申告・白色申告 |
| 利用環境 | スマートフォン中心 |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | 〇 |
| 向いている人 | 副業の申告をスマホで進めたい人、会計管理も効率化したい人 |
特に経費の入力や仕訳などをできるだけ自動化し、確定申告のための作業を簡単にしたい人に向いています。なお、e-Taxへの対応方法や利用条件については、申告する内容や最新のサービス仕様を確認してから利用するのがおすすめです。
確定申告FinFin|スマホだけで帳簿付けから確定申告まで進められる
「確定申告FinFin」は、スマートフォンだけで日々の収支管理から確定申告まで進められる会計・確定申告アプリです。レシートをカメラで撮影して仕訳を作成したり、銀行口座やクレジットカードなどを連携して取引を取り込んだりできます。公式サイトでは、パート・アルバイト・副業をしている人向けの「かんたんモード」も用意されています。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 無料プランあり・有料プランあり |
| 対応する申告 | 青色申告・白色申告 |
| 利用環境 | スマートフォン |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | 〇 |
| 向いている人 | スマホだけで副業の帳簿付けから確定申告まで進めたい人 |
確定申告FinFinでは、アプリの質問に回答しながら必要な情報を入力することで、確定申告書類を作成できます。さらにマイナンバーカードがあれば、スマートフォンからe-Taxを利用して申告書を提出できます。マイナンバーカードを持っていない場合も、申告書類をダウンロードして利用できます。
また、パート・アルバイト・副業をしている人向けの「かんたんモード」では、源泉徴収票をスマートフォンのカメラで撮影して取り込めるため、本業の給与と副業の収入がある人にも使いやすい設計になっています。
料金については、日々の仕訳や収支管理ができる無料プランが用意されています。ただし、確定申告書の提出などを含む機能にはプランによる違いがあるため、無料で利用できる範囲を確認してから選ぶことが大切です。公式サイトでは、無料プランのほか、月額・年額制の「かんたんプラン」なども案内されています。
「副業の確定申告をパソコンではなくスマホで進めたい」「会計の知識に自信がない」という人に向いているサービスといえるでしょう。
円簿青色申告|青色申告に必要な帳簿や決算書を作成できる
「円簿青色申告」は、個人事業主向けのクラウド型青色申告ソフトです。日々の取引を入力して帳簿を作成できるほか、青色申告決算書や所得税申告書の作成にも対応しています。Windows・Macのブラウザから利用でき、公式サイトでは初年度無料で利用できると案内されています。
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 初年度無料 |
| 対応する申告 | 青色申告 |
| 利用環境 | パソコン |
| 確定申告書の作成 | 〇 |
| e-Tax | × |
| 向いている人 | 青色申告に必要な帳簿や決算書を無料で作成したい人 |
円簿青色申告では、青色申告決算書や所得税申告書を作成・PDF出力できます。一方で、e-Taxには対応していません。e-Taxで申告する場合は円簿青色申告で作成した書類の内容を確認しながら、国税庁のe-Tax側で申告手続きを行う必要があります。
そのため、「会計ソフトで帳簿や申告書を作成するところまで無料で進めたい」という人には向いていますが、アプリからそのまま電子申告まで完結させたい人には向いていません。また、スマートフォン専用アプリではなくブラウザから利用するクラウドサービスである点にも注意しましょう。
「青色申告に必要な帳簿・決算書を作成できる無料サービスを探している人」に向いているサービスといえるでしょう。
確定申告のアプリを選ぶポイント
副業の確定申告に使えるアプリや会計ソフトには、無料で使えるものから、帳簿付けや電子申告まで幅広く対応している有料サービスまでさまざまな選択肢があります。
ただし、料金だけで選ぶと「青色申告に対応していなかった」「スマートフォンだけでは申告書を作成できなかった」など、あとから使いにくさを感じることもあります。
そこで、ここでは副業の確定申告をスムーズに進めるために確認しておきたいポイントを紹介します。
自分が行う申告方法に対応しているか確認する
確定申告アプリを選ぶ際は、まず白色申告・青色申告のどちらに対応しているかを確認しましょう。
白色申告と青色申告では、利用できる制度や必要な帳簿などに違いがあります。特に青色申告では、一定の要件を満たすことで最大65万円の青色申告特別控除などを利用できます。
そのため、現在は白色申告を予定していても将来的に青色申告へ切り替える可能性があるなら、青色申告にも対応しているアプリを選んでおくと、サービスを変更する手間を抑えられます。
反対に、「白色申告しかしない」「できるだけ費用をかけずに確定申告したい」という人であれば、白色申告に特化した無料サービスを選ぶ方法もあります。
スマートフォンだけでどこまで手続きできるか確認する
「確定申告アプリ」といっても、スマートフォンだけで帳簿付けから申告書の作成・提出まで完結できるとは限りません。例えば、スマートフォンから取引を入力できても、確定申告書の作成はパソコンが必要なサービスもあります。
そのため、パソコンを持っていない人やできるだけスマートフォンだけで確定申告を進めたい人は、以下の点を確認しておきましょう。
- スマートフォンで取引を入力できるか
- レシートや領収書をスマホで取り込めるか
- スマートフォンで確定申告書を作成できるか
- スマートフォンからe-Taxで提出できるか
「スマホ対応」と書かれているだけで判断せず、確定申告のどの工程までスマートフォンで対応できるのかを確認することが大切です。
e-Taxに対応しているか確認する
確定申告書を作成した後、オンラインで提出したい場合はe-Taxに対応しているかも確認しましょう。
e-Taxとは、国税庁が運営する国税に関する申告や申請などをインターネット上で行える仕組みです。対応している会計ソフトやアプリで申告書を作成し、そのままe-Taxで送信できるサービスもあります。
ただし、「確定申告書を作成できること」と「e-Taxで提出できること」は別です。アプリを選ぶ際は申告書の作成だけでなく、電子申告まで利用したいのかをあらかじめ決めておくとよいでしょう。
料金だけでなく、必要な機能を比較する
確定申告アプリは無料で使えるものだけでなく、有料プランを用意しているものもあります。
無料サービスは費用を抑えられる一方で、利用できる申告方法や機能が限られている場合があります。一方、有料サービスでは銀行口座との連携や自動仕訳、レシートの読み取り、確定申告書の作成など、日々の経理を効率化する機能が充実していることがあります。
例えば、次のような基準で比較すると選びやすくなります。
| 料金 | 完全無料か、有料プランがあるか |
| 申告方法 | 白色申告・青色申告のどちらに対応しているか |
| スマホ対応 | 取引入力や申告書作成までスマホでできるか |
| e-Tax | 電子申告に対応しているか |
| 帳簿付け | 仕訳や帳簿を簡単に作成できるか |
| 連携機能 | 銀行口座・クレジットカードなどと連携できるか |
副業の規模が小さく取引数も少ない人は無料サービス、取引が多く経理作業を効率化したい人は有料サービスというように、自分の状況に合わせて選ぶのがおすすめです。
初心者でも操作しやすいか確認する
副業で初めて確定申告をする場合は、税金や簿記の知識がなくても操作しやすいかも重要なポイントです。
例として、質問に答えるだけで申告に必要な項目を入力できるものや、日々の取引を入力すると自動で帳簿を作成してくれるものがあります。
特に本業と並行して副業をしている場合、確定申告の時期にまとめて帳簿を作成すると負担が大きくなります。そのため、普段から少しずつ取引を記録できるアプリを選ぶと確定申告の負担を抑えやすくなります。
「機能が多い=使いやすい」とは限らないため、初めて利用する人は料金だけでなく画面の分かりやすさや入力方法、自分に必要な機能が揃っているかまで確認して選びましょう。
確定申告の準備が整ったら、実際に副業を探してみよう
副業の確定申告について理解し、必要な準備が整ったら、次は自分のスキルや経験を活かせる副業を探してみましょう。
副業の探し方には、仕事専用SNSやクラウドソーシング、副業エージェントなど、さまざまな方法があります。それぞれ特徴が異なるため、副業経験の有無や身につけたいスキル、希望する働き方に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、副業を探す代表的な方法とそれぞれの特徴を紹介します。
仕事専用SNSを活用する|企業とつながりながら副業を探せる
仕事専用SNSとは、職歴やスキル、経験などをプロフィールに登録し、企業や仕事仲間とつながりながら仕事を探せるサービスです。
求人に応募するだけでなく、企業からスカウトを受けたり担当者と直接やり取りができるため、これまでの経験を活かせる副業を探しやすい点が特徴です。
例えば、仕事専用SNSの「YOUTRUST」では、プロフィールに職歴やスキルなどを登録しておくことで、企業から副業のスカウトを受けられる可能性があります。

また、副業だけでなく転職につながる企業とのつながりを作れる点も仕事専用SNSのメリットです。副業で実務経験を積みながら、将来的なキャリアアップや転職の選択肢を広げたい人にも向いています。
クラウドソーシングを活用する|幅広い仕事から自分に合うものを探せる
クラウドソーシングは、企業や個人がオンライン上で仕事を募集し、条件に合う人が応募するサービスです。
ライティングやデザイン、プログラミング、事務作業、データ入力など、さまざまな仕事が掲載されているため、副業を始めたばかりの人でも仕事を探しやすいでしょう。
特に、まずは副業の実績を作りたい人はこれまでの仕事や趣味で身につけたスキルを活かせる仕事から始める方法があります。
一方で、人気の仕事には応募が集中することもあります。そのため、プロフィールやポートフォリオを充実させ、「何ができるのか」「どのような経験があるのか」を具体的に伝えることが重要です。
副業エージェントを利用する|経験やスキルに合った仕事を紹介してもらう
すでに本業などで専門的なスキルや実務経験を身につけている人は、副業エージェントを利用する方法もあります。副業エージェントでは、担当者に経験やスキル、希望する仕事内容、稼働時間などを伝えることで、自分の条件に合った仕事を紹介してもらえます。
自分で求人を一つずつ探す必要がないため、本業が忙しく、副業探しに時間をかけにくい人にも向いています。
ただし、実務経験や一定のスキルを応募条件としている仕事も多いため、未経験から副業を始める場合は、クラウドソーシングなどと比べて選択肢が限られる可能性があります。
複数の方法を組み合わせて副業を探すのもおすすめ
副業を探す際は、必ずしも一つの方法に絞る必要はありません。
例えば、仕事専用SNSで企業とのつながりを作りながら、クラウドソーシングで実績を積むといった方法もあります。専門的な経験がある人は副業エージェントにも登録しておくと、自分では見つけにくい仕事に出会える可能性があります。
| 探し方 | 向いている人 |
| 仕事専用SNS | 企業とつながりながら副業を探したい人 |
| クラウドソーシング | 幅広い仕事から探したい人、実績を作りたい人 |
| 副業エージェント | 経験やスキルを活かして仕事を探したい人 |
「副業を始める=すぐに収入を増やす」だけでなく、今後のキャリアにつながる経験を積む機会として考えることも大切です。
自分に合った方法で副業を探し、無理なく本業と両立できる仕事から始めてみましょう。

副業の確定申告アプリに関するよくある質問
最後に、副業の確定申告アプリを利用する際によくある疑問に回答します。疑問を解消して、安心して準備を進めましょう。
Q. 無料のアプリでも確定申告はできますか?
「やよいの白色申告 オンライン」のように、全ての機能をずっと無料で使えるアプリもあります。
しかし、多くのサービスでは無料プランに機能制限があります。例えば、データの保存期間が短い、申告書が出力できないなどのケースです。
本格的に副業を行うなら、有料プランの利用を前提に考えるか、機能制限のない無料サービスを選ぶのが賢明です。
Q. 青色申告と白色申告、どちらを選べばいいですか?
副業で得た所得が「事業所得」と認められる場合は、青色申告か白色申告を選択できます。
青色申告は、最大65万円の特別控除が受けられるなど税制上の優遇が大きいです。ただし、事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出し、複式簿記での記帳などを行う必要があります。
一方、副業が小規模で「雑所得」に該当する場合は簡易的な帳簿で申告できる白色申告となります。
Q. どんなものが経費として認められますか?
経費として認められるのは、副業の業務に直接関連する費用のみです。例えば、業務で使用するPCや書籍の購入代、セミナー参加費などが該当します。
自宅で作業している場合、家賃や電気代の一部を「家事按分」として経費計上することも可能です。その際は仕事で使用している面積や時間など、客観的な根拠に基づいて按分比率を計算する必要があります。
まとめ|副業の確定申告はアプリを活用して早めに準備しよう
副業の確定申告は、スマートフォンやパソコンを使ってオンラインで進めることが可能です。必ず税務署へ足を運ぶ必要はなく、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や民間の確定申告・会計アプリを利用して申告書を作成できます。
また、作成した申告書は対応する方法を選べばe-Taxを利用してオンラインで提出することも可能です。確定申告を進める際は、「申告書をどのサービスで作成するか」と「どの方法で提出するか」を分けて考えると整理しやすいでしょう。
確定申告アプリを選ぶ際は、以下のポイントを確認しておくことが大切です。
- 青色申告・白色申告のどちらに対応しているか
- スマートフォンだけでどこまで手続きできるか
- e-Taxに対応しているか
- 無料で利用できる範囲はどこまでか
- 帳簿付けや経費管理など、必要な機能があるか
- 確定申告初心者でも操作しやすいか
特に初めて副業の確定申告をする場合は料金だけでなく、自分が必要とする機能が揃っているかを確認して選ぶことが重要です。
また、確定申告の時期になってから1年分の売上や経費をまとめて整理すると負担が大きくなります。副業を始めたら、日頃から売上や経費、領収書などを記録しておくと確定申告をスムーズに進めやすくなります。
確定申告の準備ができたら、次は自分のスキルや経験を活かせる副業を探してみましょう。仕事専用SNS「YOUTRUST」やクラウドソーシング、副業エージェントなどを活用すれば、自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。

副業は収入を得るだけでなく、新しいスキルや実務経験を身につけ、今後のキャリアにつなげる機会にもなります。確定申告の準備と日々の収支管理をしっかり行いながら、無理なく本業と両立できる副業を始めてみましょう。
※本記事の制作には生成AIを活用していますが、編集者によってファクトチェック・編集をしています。また、掲載している画像はすべて編集者が制作したものです。











