プロダクトデザイナーの仕事内容は?未経験から目指せる?副業での始め方も紹介
2026.8.15(土)
そんなプロダクトデザイナーについて、「UI・UXデザイナーとは何が違う?」「未経験から目指せる?」「副業で実務経験を積むにはどうすればいい?」と疑問に感じている方もいるでしょう。
本記事ではプロダクトデザイナーの仕事内容や具体的な業務フロー、未経験から目指すための方法を解説します。さらに、副業でプロダクトデザインに取り組むメリットや仕事の探し方、確定申告についても紹介するので、プロダクトデザイナーとしてキャリアを広げたい方は是非参考にしてください。
そもそもプロダクトデザイナーとは?他のデザイナーとの違いを解説
プロダクトデザイナーとは、ユーザーが製品やサービスを利用する際の体験を設計し、プロダクト全体の価値を高めるデザイナーです。
「デザイナー」と聞くと、Webサイトの見た目を整えるWebデザイナーや、広告や販促物を制作するグラフィックデザイナーをイメージするかもしれません。しかし、プロダクトデザイナーは見た目だけをデザインするのではなく、ユーザーがどのようにプロダクトを使い、どのような体験を得るのかまで考える点に特徴があります。
ここではプロダクトデザイナーの基本的な役割と、ほかのデザイナーとの違いについて解説します。

プロダクトデザイナーは「プロダクト全体の体験」を設計する
プロダクトデザイナーの役割は、ユーザーにとって使いやすく、価値のあるプロダクトを設計することです。例としてスマートフォンアプリであれば、単に画面をきれいにデザインするだけではありません。
- ユーザーがどのような目的でアプリを使うのか
- どこで操作に迷う可能性があるのか
- 必要な情報をどのように配置すれば使いやすいのか
- どのような操作で目的を達成できるようにするか
このような点を考え、プロダクトを利用する一連の体験そのものを設計します。
そのため、プロダクトデザイナーはデザインだけでなく、ユーザーのニーズや事業上の目的も踏まえながらプロダクトの方向性を考える役割を担います。
なお、プロダクトデザイナーの具体的な仕事内容はユーザー調査や要件整理、UI設計、プロトタイプ制作など多岐にわたります。
UIデザイナー・UXデザイナーとの違い
プロダクトデザイナーとUIデザイナー、UXデザイナーは業務内容が重なる部分も多く、企業によっては明確に区別されないこともあります。
ただし、一般的にはデザインする範囲や、ユーザー体験のどこに重点を置くかに違いがあります。
| 主にデザインするもの | 主な目的 | 関わる範囲 | |
| プロダクトデザイナー | Webサービス・アプリなどのプロダクト全体 | ユーザーの課題を解決し、使いやすく価値のあるプロダクトをつくる | UI・UXからプロダクト全体の体験設計まで |
| UIデザイナー | Webサービス・アプリの画面や操作部分 | 見やすく、分かりやすく、直感的に操作できるUIをつくる | 画面設計・レイアウト・色・文字・ボタンなど |
| UXデザイナー | プロダクトを利用するユーザーの体験 | ユーザーが目的を達成しやすく、満足できる体験を設計する | ユーザー調査・課題発見・情報設計・導線設計など |
UIデザイナーは、ユーザーが実際に触れる画面や操作性(UI)を中心にデザインします。例えばボタンの配置や色、文字の大きさ、画面レイアウトなどを設計し、ユーザーが迷わず操作できる状態を目指します。
一方、UXデザイナーは画面の見た目だけではなく、ユーザーがプロダクトを利用する一連の体験(UX)を設計することが中心です。ユーザーがどのような課題を抱えているのかを調査し、サービスの利用開始から目的を達成するまでの導線や情報設計などを考えます。
プロダクトデザイナーは、こうしたUI・UXの両方を含めて、プロダクト全体の体験を設計する役割を担うことが多いのが特徴です。ユーザーの課題を理解したうえでどのような機能や体験が必要なのかを考え、UIの設計まで一貫して関わるケースもあります。
ただし、実際の業務範囲は企業によって異なります。特にプロダクトデザイナーとUXデザイナーは業務領域が重なることも多いため、転職や副業などで求人を見る際は、職種名だけで判断せず、具体的な仕事内容や求められるスキルを確認することが大切です。
Webデザイナー・グラフィックデザイナーとの違い
プロダクトデザイナーとWebデザイナー、グラフィックデザイナーは、いずれも「デザインによってユーザーの体験や企業の価値を高める仕事」ですが、デザインする対象や関わる範囲が異なります。
| 主にデザインするもの | 主な目的 | 関わる範囲 | |
| プロダクトデザイナー | Webサービス・アプリなどのプロダクト全体 | ユーザーの課題を解決し、使いやすく価値のあるプロダクトをつくる | UI・UXからプロダクト全体の体験設計まで |
| UIデザイナー | Webサイト・Webページ | 情報を分かりやすく伝え、サイトの目的達成につなげる | Webサイトの構成・レイアウト・UIなど |
| UXデザイナー | ポスター・広告・パンフレット・ロゴなど | 視覚的に情報やブランドイメージを伝える | 印刷物や広告などのビジュアル表現 |
プロダクトデザイナーの特徴は、画面の見た目だけでなく、ユーザーがプロダクトを使うまでの体験全体を考えることです。
例えばアプリをデザインする場合、単に「ボタンをどこに配置するか」「どんな色やフォントにするか」を考えるだけではありません。「ユーザーは何に困っているのか」「どのような流れなら迷わず目的を達成できるのか」「この機能は本当に必要なのか」といった観点から、プロダクトそのものの使いやすさを考えます。
一方、WebデザイナーはWebサイトを訪れたユーザーに情報を分かりやすく届けること、グラフィックデザイナーは色・形・文字などの視覚表現によって情報やメッセージを伝えることが主な役割です。
ただし、これらの職種の境界は明確に分かれているわけではありません。企業によってプロダクトデザイナーに求められる業務範囲は異なり、Webデザインやグラフィックデザインのスキルが求められるケースもあります。
そのため、プロダクトデザイナーは「UIをきれいにデザインする人」ではなく、ユーザー視点からプロダクト全体の体験を設計するデザイナーと捉えると、ほかのデザイナーとの違いを理解しやすいでしょう。
プロダクトデザイナーの仕事内容とは?
プロダクトデザイナーは、Webサービスやアプリなどのプロダクトを利用するユーザーの課題を捉え、使いやすく価値のあるプロダクト体験を設計する仕事です。
単に画面の見た目を整えるだけではなく、ユーザーが「何に困っているのか」「どのような機能や導線があれば目的を達成できるのか」を考え、必要に応じて企画や改善にも関わります。
具体的な仕事内容は企業やプロダクトによって異なりますが、本章では主に5つの仕事内容について解説します。

プロダクトの体験や機能を設計する
プロダクトデザイナーの基礎的な仕事内容として、「どのような機能や導線にすれば、ユーザーが目的を達成しやすいか」を設計することが挙げられます。
例として、ネットショップであれば「商品を探す→商品詳細を見る→カートに入れる→購入する」といった一連の流れを考え、それぞれの画面でどのような情報を提供するのかを設計します。
この段階では、単に画面のレイアウトを決めるだけでなく下記のような点を検討します。
- 必要な機能は何か
- 情報をどのような順番で見せるか
- ユーザーが迷わず操作できる導線になっているか
- どのような体験を提供するべきか
つまり、「何をどこに配置するか」だけでなく、「ユーザーがどのようにプロダクトを利用するのか」まで考えることがプロダクトデザイナーの重要な役割です。そのため、プロダクトデザイナーはUIだけでなく、UXやサービス全体を考えながら設計を行います。
UIを設計・デザインする
プロダクトの構成や体験が決まったら、ユーザーが実際に操作する画面のUIを設計します。例えば、以下のような要素をデザインします。
- ボタンやフォームの配置
- 画面のレイアウト
- 色やフォント
- アイコン
- ナビゲーション
- エラーメッセージ
- スマートフォンやPCに合わせた表示
ここでは見た目の美しさだけでなく、「一目で何をすればよいか分かるか」「操作に迷わないか」といった使いやすさも重要です。
必要に応じてFigmaなどのデザインツールを使い、画面のデザインやプロトタイプを作成します。
デザインシステムを整備する
プロダクトの規模が大きくなると、複数の画面や機能でデザインのルールを統一する必要があります。
そこでプロダクトデザイナーは、ボタンやフォーム、色、文字などのデザインルールを整理した「デザインシステム」を構築・管理することがあります。
デザインシステムを整備することで画面ごとのデザインのばらつきを防げるだけでなく、新しい機能を追加するときにも一貫したデザインを作りやすくなります。
また、デザイナーだけでなくエンジニアも共通のルールを参照できるため、開発チーム全体でプロダクトの品質を保ちやすくする役割もあります。
デザインの効果を検証・改善する
プロダクトデザイナーの仕事は、デザインを完成させて終わりではありません。実際にプロダクトがリリースされた後は、ユーザーの利用状況やフィードバック、各種データを確認し、デザインに問題がないかを検証します。
例えば下記のような問題が見つかった場合、原因を分析してUIやUXを改善します。
- 特定の画面でユーザーが離脱している
- 新機能があまり利用されていない
- 問い合わせが特定の操作に集中している
- ユーザーから操作方法が分かりにくいという声がある
このように、「作って終わり」ではなく、ユーザーの反応をもとに改善を続けることもプロダクトデザイナーの重要な仕事です。
エンジニアやマーケターなど他職種と連携する
プロダクトデザイナーは、デザインだけを一人で担当するわけではありません。プロダクト開発ではエンジニアやプロダクトマネージャー、マーケターなど、さまざまな職種と協力して仕事を進めます。
例えば、デザインした機能を実装する際にはエンジニアと仕様を確認したり、プロダクトの方向性を決める際にはプロダクトマネージャーとユーザー課題や事業目標について議論したりします。
そのため、デザインスキルだけでなく自分の意図を分かりやすく伝え、他職種と合意形成するコミュニケーション能力も求められます。
プロダクトデザインにおける具体的な6つの業務フロー
プロダクトデザインでは、いきなり画面をデザインするわけではありません。ユーザーの課題や事業上の目的を整理し、プロダクトの方向性を定めたうえで、設計・デザイン・検証を進めていきます。
プロダクトや企業によって担当範囲は異なりますが、基本的には「課題を把握する→設計する→デザインする→検証・改善する」という流れで進めます。
ここでは、プロダクトデザイナーが実際のプロジェクトで行う業務を6つのステップに分けて紹介します。

①ユーザーや市場を調査して課題を把握する
プロダクトを設計する前に、まずはユーザーが抱えている課題やニーズを把握することから始めます。例としてユーザーインタビューやアンケート、アクセスデータなどを通じて、以下のような情報を集めます。
- ユーザーがどのような課題を抱えているか
- 現在どのような方法で課題を解決しているか
- プロダクトのどこで操作に迷っているか
- どのような機能を求めているか
こうした調査結果をもとに、ユーザーが本当に必要としている機能や改善点を整理します.
このように表面的なデザインだけでなく、「なぜこの問題が起きているのか」を考えることもプロダクトデザイナーの重要な仕事です。
例えばECサイトの購入率が低下している場合、「ボタンのデザインが悪い」とすぐに判断するのではなく、ユーザーがどのページで離脱しているのか、購入までの導線にどのような問題があるのかを分析します。
プロダクトデザイナーにとって重要なのは、「こんなデザインにしたい」という作り手側の発想だけで進めないことです。ユーザーの声やデータをもとに課題を捉え、プロダクトの改善につなげることが求められるでしょう。
②ユーザーの課題を整理する
調査によって得られた情報を整理し、プロダクトで解決すべき課題を明確にします。
ユーザーからはさまざまな意見が集まりますが、そのすべてを解決しようとするとプロダクトの方向性がぼやけてしまいます。そのため得られた情報を分析し、ユーザーにとって特に重要な課題は何なのか、優先して解決すべき問題はどれなのかを整理します。
例えば、ユーザーインタビューから以下のような声が得られたとします。
| ユーザーの声 | 考えられる課題 |
| 「毎回入力するのが面倒」 | 入力作業の負担が大きい |
| 「何にお金を使ったか分からなくなる」 | 支出を把握しにくい |
| 「細かい分類がよく分からない」 | カテゴリ設定が難しい |
こうした情報をもとに、「入力の手間を減らすことを優先する」といった形で解決すべき課題を絞り込みます。
課題が明確になると、その後のデザインについても「なぜこの機能や画面が必要なのか」という判断基準を持てるようになります。
③デザインの方向性を決める
解決すべき課題が明確になったら、課題をどのようなプロダクト体験によって解決するのか、デザインの方向性を決めます。
ここでは、見た目の色やフォントを決めるだけではありません。ユーザーがどのような流れでプロダクトを利用し、どのような体験をしてほしいのかまで考えます。
例えば、「家計簿への入力が面倒」という課題を解決するのであれば、
- 入力項目を減らす
- 過去の入力内容から候補を表示する
- レシートを撮影して自動入力できるようにする
- よく使う項目をワンタップで登録できるようにする
上記のように複数の解決方法が考えられます。
この段階ではユーザーの課題とビジネス上の目的の両方を踏まえながら、どのような機能やユーザー体験で課題を解決するのかを検討します。必要に応じて画面遷移や情報の構造を整理したり、ワイヤーフレームを作成することもあります。

④プロトタイプを作成する
デザインの方向性が決まったら、実際のプロダクトに近い形でプロトタイプを作成します。
プロトタイプとは、完成版を作る前に画面の構成や操作感などを確認するための試作品です。すべての機能を実装する必要はなく、重要な画面や操作だけを再現して、ユーザーがどのように使うのかを確認します。
例としてアプリであれば、下記のような一連の操作を実際に体験できる状態まで作り、使いやすさを検証します。
ログイン → 商品検索 → 商品詳細 → 購入
プロトタイプを作ることで、実装してから「操作しづらい」「必要な情報が見つからない」といった問題に気づくことを防ぎやすくなります。
また、プロダクトマネージャーやエンジニアなどの関係者とデザインの認識を共有するためにも、プロトタイプは重要な役割を果たします。
⑤ユーザーテスト・検証を行う
プロトタイプができたら、実際にユーザーに触ってもらい、想定した課題を解決できているかを検証します。
デザイナーが「使いやすい」と考えていても、実際のユーザーが同じように感じるとは限りません。そのため、ユーザーの行動や反応を観察し、デザイン上の問題を発見します。例えば、以下のような点を確認します。
- 目的の情報をすぐに見つけられるか
- 次に何をすればよいか迷わないか
- ボタンやメニューの意味を理解できるか
- 操作に余計な手間が発生していないか
- 想定した機能を問題なく利用できるか
ユーザーテストでは、単に「使いやすいですか?」と聞くだけではなく、「この画面で商品を購入してください」のように具体的なタスクを設定し、そのときの行動を観察することもあります。
こうした検証によってデザインを作り手の感覚だけで判断せず、ユーザーの実際の反応をもとに改善できるようになります。
⑥改善してプロダクトに反映する
ユーザーテストや検証で得られた結果をもとに、デザインを改善します。例えば「購入ボタンが見つけにくい」「入力項目が多く途中で離脱してしまう」といった問題が見つかった場合、ボタンの配置や画面構成、入力項目などを見直します。
改善内容は一度にすべて反映するのではなく、ユーザーへの影響度や実装コストなどを考慮して優先順位を付けることも重要です。
改善後は再びユーザーテストやデータ分析を行い、効果を確認します。必要に応じてさらに修正を加えるため、プロダクトデザインは「一度デザインを完成させたら終了」という仕事ではありません。
基本的には下記のサイクルを繰り返しながら、ユーザーにとって使いやすく、かつビジネス上の目的も達成できるプロダクトへと近づけていきます。
調査 → 課題整理 → デザイン → 検証 → 改善
このように、プロダクトデザイナーには「見た目をきれいにする」だけではなく、ユーザーの課題を理解し仮説を立て、検証と改善を繰り返しながらプロダクトの体験そのものを設計する力が求められます。

未経験からプロダクトデザイナーを目指すのは難しい?取り組むべき4つのタスク
プロダクトデザイナーは、UIやUXに関する知識だけでなく、ユーザーの課題を理解する力や、エンジニア・マーケターなどと連携してプロダクトを形にする力も求められるため、未経験から目指す場合は一定の学習が必要です。
一方で、未経験だからといってプロダクトデザイナーになれないわけではありません。Webデザインやグラフィックデザインなどの経験を足がかりにしたり、関連する職種で実務経験を積んだりしながら、必要なスキルを身につけていく方法があります。
ここでは、未経験からプロダクトデザイナーを目指すうえで知っておきたいポイントを解説します。
未経験から目指すならまずはデザインの基礎を身につける
プロダクトデザイナーを目指すうえで、まず身につけたいのがデザインの基礎知識です。プロダクトデザインでは見た目の美しさだけでなく、ユーザーが迷わず操作できるか、必要な情報を見つけやすいかといった「使いやすさ」も考える必要があります。
そのため、以下のような知識を体系的に学んでおくとよいでしょう。
- UIデザイン:画面やボタン、メニューなどの見た目や配置を設計する
- UXデザイン:ユーザーがプロダクトを通じて得る体験を設計する
- デザインの原則:レイアウト、配色、タイポグラフィなどの基本を理解する
- ユーザーリサーチ:ユーザーのニーズや課題を調査する
- 情報設計:情報を整理し、分かりやすく配置する
特に、プロダクトデザイナーを目指す場合は「きれいなデザインを作れる」だけでは不十分です。なぜこの配置にしたのか、なぜこの導線が必要なのかを説明できることが重要になります。
Webデザインなどの関連職種から経験を積む方法もある
いきなりプロダクトデザイナーとして就職するのが難しい場合は、WebデザイナーやUIデザイナーなど関連する職種から経験を積む方法もあります。
例えばWebデザイナーとしてWebサイトのデザインやUI制作に携われば、デザインツールの操作やレイアウト、ユーザーを意識した画面設計など、プロダクトデザインにも活かせるスキルを身につけられます。
ただし、プロダクトデザイナーにはWebデザインだけでは身につきにくいスキルもあります。
| 身につきやすいスキル | プロダクトデザイナーを目指す際に補いたい知識 | |
| Webデザイナー | UI、レイアウト、デザインツール | UX、ユーザーリサーチ、プロダクト開発 |
| グラフィックデザイナー | 配色、タイポグラフィ、ビジュアル表現 | UI、UX、情報設計 |
| UIデザイナー | 画面設計、操作性、UIデザイン | ユーザー調査、ビジネス視点 |
| UXデザイナー | ユーザー調査、UX設計、課題整理 | UIやビジュアルデザイン |
そのため、関連職種で働きながら不足している領域を自主的に学習していくことがプロダクトデザイナーへのキャリアチェンジにつながります。
デザインツールを使って実際に制作する
知識を身につけるだけでなく、実際に手を動かしてデザインを制作することも重要です。プロダクトデザインではFigmaなどのデザインツールを使ってUIやプロトタイプを作成する機会が多いため、基本的な操作方法を習得しておきましょう。
例えば、既存のアプリを題材にして下記のような練習を行うと、単なるツール操作だけでなく課題からデザインを考える力も鍛えられます。
- 既存サービスのUIを分析する
- ユーザーが抱えそうな課題を考える
- 課題を解決する画面を設計する
- FigmaでUIを制作する
- プロトタイプを作成して操作できる状態にする
- なぜそのデザインにしたのかを説明できるようにする
ポートフォリオを作ってデザインの意図を伝える
未経験からプロダクトデザイナーを目指す場合、ポートフォリオも重要なアピール材料になります。
制作物を並べるだけではなく、「どのような課題に対して、どのように考え、デザインしたのか」まで伝えられる構成にしましょう。例えば、以下のような内容をまとめます。
- 制作したプロダクト・画面の概要
- 想定したユーザー
- ユーザーが抱える課題
- デザインで解決したいこと
- デザインの方向性
- 制作したUIやプロトタイプ
- 工夫したポイント
- ユーザーテストや改善の内容
- 制作を通じて得た学び
特にプロダクトデザイナーの場合、完成した画面だけでなくそこに至るまでの思考プロセスが評価されます。
「見た目をきれいに作りました」ではなく、「ユーザーの〇〇という課題に対して、△△という理由からこの設計にしました」と説明できるようにすると、プロダクトデザイナーとしての適性を伝えやすくなります。
副業でプロダクトデザイナーの仕事に取り組む4つのメリット
プロダクトデザイナーは、ユーザーの課題をもとにプロダクトの体験やデザインを考え、改善していく仕事です。副業として取り組むことで、デザインスキルだけでなくユーザー理解や課題解決、チームでの協働など、幅広い経験を積めます。
特に将来的にデザイナーとしてのキャリアを広げたい人にとって、副業は本業を続けながら実務経験を積める選択肢の一つです。ここでは、副業でプロダクトデザインに取り組む主なメリットを紹介します。

実務経験を積みながらデザインスキルを伸ばせる
副業としてプロダクトデザインに携わることで、実際のプロダクト開発を通じてデザインスキルを磨けます。
独学や自主制作では、架空のユーザーや課題を設定してデザインすることが多くなります。一方、実際の仕事ではユーザーのニーズや事業上の制約、開発側の意見など、さまざまな条件を踏まえてデザインを考える必要があります。例えば、以下のような経験を実務を通じて積めるでしょう。
- ユーザーインタビューやユーザー調査
- 課題の整理・優先順位付け
- UIやUXの設計
- プロトタイプの作成
- ユーザーテスト
- デザイナー・エンジニアとの連携
- リリース後の改善
こうした経験は、ポートフォリオだけでは伝えにくい「実際のプロダクト開発でどのように考え、行動したか」を示す材料にもなります。
デザイン以外のスキルも身につけられる
プロダクトデザイナーは、見た目のデザインを制作するだけが仕事ではありません。ユーザーが抱えている課題を理解し、プロダクトを通じてどのように解決するかを考える必要があります。
そのため、副業を通じて以下のようなスキルも身につけやすくなります。
| スキル | 副業で身につくこと |
| ユーザー理解 | インタビューやデータからユーザーの課題を把握する |
| 課題解決力 | 課題の原因を整理し、デザインによる解決策を考える |
| 分析力 | ユーザー行動や利用データから改善点を見つける |
| コミュニケーション力 | エンジニアやマーケターなどと認識を合わせる |
| ビジネス理解 | 事業目標やKPIを踏まえてデザインを考える |
特にプロダクトデザインでは、「ユーザーにとって使いやすいか」だけでなく、「事業にどのような価値をもたらすか」まで考えることが重要です。
本業でマーケティングや営業、企画などに携わっている人であれば、その経験を活かしながらデザイン領域のスキルを広げることもできるでしょう。
本業と異なる環境で経験を積める
副業では、本業とは異なる業界やプロダクトに関わる機会があります。
例えば、本業ではBtoBサービスに携わっている人が、副業ではBtoCアプリのデザインに関わるといった働き方も可能です。異なるユーザー層やビジネスモデルのプロダクトを経験することで、デザインに対する視野を広げられます。
また、企業によってデザインの進め方や開発体制も異なります。複数の環境を経験することで、下記のような自分自身の適性や志向も見つけやすくなります。
- どのようなプロセスでデザインを進めるのが得意か
- どの領域のデザインに興味があるか
- どのようなチームで働きたいか
将来の転職やキャリアの選択肢を広げられる
プロダクトデザインの副業経験は、将来的にデザイナーとして転職したい場合にも活かせます。
特に実際のプロダクト開発に携わった経験があれば、単に「Figmaを使える」「UIを制作できる」といったスキルだけでなく、課題発見からデザイン、検証、改善まで一連のプロセスに関われることをアピールできます。
副業で経験を積むことで、将来的には以下のようなキャリアにつながる可能性があります。
- プロダクトデザイナーとして転職する
- UI・UXデザインの専門性を高める
- デザインとマーケティングの両方に携わる
- フリーランスとして複数のプロダクトに関わる
- 本業と副業の両方でデザインに携わる
このように、副業を単なる収入源として捉えるのではなく「実務経験を積みながら、今後のキャリアを広げる機会」として活用できる点も、プロダクトデザイナーの副業ならではのメリットです。
プロダクトデザイナーの仕事を見つけるおすすめの方法
副業でプロダクトデザインに取り組むなら、自分のスキルや経験に合った仕事を探すことが大切です。特にプロダクトデザインは、UI制作だけでなくUX設計やユーザー調査、プロダクト改善など幅広い業務があるため、募集内容を確認して「どの工程に関われる仕事なのか」を見極める必要があります。
仕事を探す方法には、仕事専用SNSや副業向けエージェント、クラウドソーシングなどがあります。それぞれ特徴が異なるため、「実務経験を積みたい」「長期的にプロダクトに関わりたい」など、自分の目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。
仕事専用SNSを活用する|企業と直接つながりやすい
プロダクトデザイナーの副業を探すなら、仕事専用SNSを活用するのもおすすめです。仕事専用SNSでは、これまでの職歴やスキル、制作実績などをプロフィールに掲載し、企業や担当者と直接つながることができます。
特にプロダクトデザイナーは、単に「デザインができる」だけでなく、どのようなプロダクトに関わってきたのか、どんな課題を解決してきたのかといった経験も評価されやすい仕事です。そのため、求人に応募するだけでなく、自分の経験や強みをプロフィールで発信して企業から声をかけてもらう方法とも相性がよいでしょう。
仕事専用SNSのなかでも、『YOUTRUST』は副業を探している方にも活用しやすいサービスです。プロフィールにこれまでの経験やスキルを登録しておくことで、企業から副業のスカウトを受けられるほか、副業可能な求人を自分で探すこともできます。
また、企業の募集内容だけでなく企業や担当者の情報を確認したうえで応募できるのもメリットです。プロダクトデザイナーの場合、「どのようなプロダクトを作っている企業なのか」「どのようなチームでデザインに携わるのか」といった点を確認して、自分の興味や経験に合う仕事を選びやすくなります。
副業をきっかけに企業とのつながりを作り、将来的な転職やキャリアの選択肢も広げたい方は、仕事専用SNSを活用してみるとよいでしょう。

副業・フリーランス向けエージェントを利用する|経験を活かして条件に合う仕事を探せる
すでにデザインの実務経験がある人は、副業・フリーランス向けエージェントを利用する方法もあります。これまでの経験やスキル、希望する稼働時間などを担当者に伝えることで、自分に合った仕事を紹介してもらえます。
自分で一件ずつ募集を探して応募する必要がないため、本業が忙しい人でも効率よく仕事を探せるのがメリットです。
例えば、以下のような条件をあらかじめ伝えておくと自分に合った仕事を探しやすくなります。
- 週あたりの稼働時間
- リモート・出社などの勤務形態
- UI・UX・プロダクトデザインなどの得意領域
- 使用できるツール
- 希望する業界やプロダクト
- 短期・長期などの契約期間
一方で、エージェントでは一定の実務経験を応募条件としている仕事も少なくありません。そのため、未経験・実務経験が浅い場合は、まず小規模な仕事などで実績を作ってから利用するのも一つの方法です。
クラウドソーシングを活用する|小さな仕事から実績を作りやすい
実務経験が少ない人や、まずは副業としてデザインの仕事を経験してみたい人には、クラウドソーシングも選択肢になります。
クラウドソーシングでは、WebサイトやアプリのUI制作、バナー・画面デザイン、プロトタイプ作成など、さまざまなデザイン関連の募集が掲載されています。
プロダクトデザインそのものではなくても、UI制作などの仕事から始めることで、実績やクライアントワークの経験を積むことができます。特に最初は、以下のような仕事から挑戦するのもよいでしょう。
- アプリ・WebサービスのUI制作
- Figmaを使った画面デザイン
- デザインの改善・修正
- プロトタイプの作成
- デザインガイドラインの作成補助
ただし、クラウドソーシングは応募者が多く、実績のない段階では仕事を獲得しにくいこともあります。
そのため、最初から「プロダクト全体のデザインを任される仕事」を狙うのではなく、自分が対応できる業務から実績を積み、徐々に担当範囲を広げることがポイントです。
プロダクトデザイナーに関するよくある質問
プロダクトデザイナーを目指す際は仕事内容や必要なスキルだけでなく、資格の必要性やキャリアパス、働き方についても気になるところです。また、副業としてプロダクトデザインに取り組む場合は、税金や確定申告について知っておく必要があります。
ここでは、プロダクトデザイナーを目指す方や、副業として仕事を始めたい方からよく寄せられる質問について解説します。
プロダクトデザイナーになるには資格が必要ですか?
プロダクトデザイナーになるために、必須となる資格はありません。資格の取得よりもデザインの知識や実務経験、ユーザーの課題を理解してプロダクトに反映する力などが重視されます。
特に転職や副業でプロダクトデザイナーの仕事を探す場合は資格の有無だけでなく、これまでどのようなプロダクトに携わり、どのような課題をデザインによって解決したのかを示せることが重要です。
未経験から目指す場合は資格取得だけを目標にするのではなく、次のような経験を積むとよいでしょう。
- UI・UXデザインの基礎を学ぶ
- Figmaなどのデザインツールを使えるようにする
- 架空のWebサービスやアプリを題材に制作する
- ユーザー調査から改善までのプロセスを経験する
- 制作物やデザインの意図をポートフォリオにまとめる
資格は知識を証明する材料の一つですが、実際にデザインを考え、形にした経験をポートフォリオで示すことがプロダクトデザイナーを目指すうえでは特に重要です。
プロダクトデザイナーの年収はどのくらいですか?
プロダクトデザイナーの年収は企業や経験年数、担当する業務範囲によって大きく異なります。
プロダクトデザイナーはUIの制作だけでなく、ユーザー調査や課題整理、プロトタイピング、ユーザーテストなど、プロダクト開発の上流から関わることがあります。そのため、経験やスキルの幅が広がるほどより高い条件の仕事を目指しやすくなります。
特に以下のようなスキルを身につけておくと、キャリアの選択肢を広げやすいでしょう。
- UI・UXデザインの知識
- ユーザーリサーチのスキル
- Figmaなどのデザインツールの操作スキル
- データ分析・ユーザーテストの経験
- エンジニアやマーケターとの協業経験
- プロダクト開発に関する知識
また、デザインだけでなく事業やユーザーの課題を理解したうえでデザインを提案できる人材になると、プロダクトマネージャーやデザインマネージャーなど、将来的なキャリアの幅も広がります。
プロダクトデザイナーの副業でも確定申告は必要ですか?
プロダクトデザイナーの副業で収入を得た場合も、一定の条件を満たすと確定申告が必要です。
本業で年末調整を受けている会社員の場合、副業による年間所得が20万円を超えると原則として所得税の確定申告が必要になります。ここでいう所得とは、売上などの「収入」そのものではなく、収入から必要経費を差し引いた金額です。
例えば、副業でプロダクトデザインを行う際には、業務に必要な以下のような費用が経費として認められる可能性があります。
- デザインツールやソフトウェアの利用料
- デザイン関連の書籍・教材費
- 業務に使用するPCや周辺機器の購入費
- インターネット通信費の一部
- 業務に必要なセミナーや講座の受講費
ただし、プライベートでも使用している費用については、業務で使用した分だけを合理的な基準で按分する必要があります。
なお、副業の所得が20万円以下で所得税の確定申告が不要となる場合でも、住民税については別途申告が必要になるケースがあります。副業を始めたら、請求書や領収書などの書類を保管し収入と経費を日頃から記録しておくと、確定申告の際の負担を減らせます。
プロダクトデザイナーの仕事内容を理解してキャリアビルディングに活かそう
プロダクトデザイナーは、人々の生活を豊かにする製品を生み出す非常に魅力的な仕事です。デザインスキルだけでなく、コミュニケーション能力やマーケティング思考など幅広い力が求められます。
本記事で紹介した業務フローや必要なスキルを参考に、自身のキャリアの方向性を考えてみてください。未経験からでも正しいステップを踏んで学習を続ければ、プロとして活躍する道は開かれています。
また、副業を通じて少しずつ実務経験を積み、スキルアップを図るのも賢い選択肢です。したがって、仕事専用SNS「YOUTRUST」を活用して、新しいキャリアの可能性を探求してみましょう。
是非YOUTRUSTに登録し、あなたにぴったりの副業やキャリアの機会を見つけてください。

※本記事の制作には生成AIを活用していますが、編集者によってファクトチェック・編集をしています。また、掲載している画像はすべて編集者が制作したものです。
















