シン・マーケ・清重 愛一郎さん｜副業のスカウトをきっかけに起業

YOUTRUSTをきっかけに転職先・副業先が決まったなどのキャリアの変化やキャリア観の変化、YOUTRUSTがきっかけとなり生まれた“人とのつながり”などに焦点を当てたユーザーインタビュー企画、「きっかけはYOUTRUST」。

今回お話を伺ったのは、YOUTRUSTのスカウトがきっかけでシン・マーケ株式会社（以下、シン・マーケ）を起業した清重愛一郎さんです。

「YOUTRUSTをヘビーユースしていたら、起業することになったんです」

という清重さん。YOUTRSUTを利用して、副業や転職ではなく起業するとはいったいどういうことなのでしょうかーー。

清重さんのYOUTRUSTページ

【YOUTRUSTきっかけで起業した、シン・マーケ株式会社】

シン・マーケ株式会社のビジョンは「マーケティングのちからで新規事業・スタートアップの成功確率を上げる」ことです。自分が一緒に働きたい、成功させたいと惚れ込んだクライアント様の事業を、キャリア15年のプロのマーケターとして成功確率を上げることにコミットします。専門領域はSEO,BtoBマーケ、人材領域の事業部マーケですが、時にマーケ組織の立ち上げ、コールドコール、法人営業など泥臭いことも一緒にやります。商売そのものが大好きで、毎回クライアント様の商売に没入してしまいます。やるからには携わる事業の商売を上手くいかせたいと切に願って取り組んでおります。

たくさんのスカウトが、起業の自信になった

まずは、清重さんのこれまでの経歴を教えていただけますか。

清重 愛一郎さん（以下、敬称略）：前職のビズリーチも含め、新卒から15年以上マーケターとして活動してます。

マーケティングに興味を持ったのは高校生のとき。当時お世話になっていた部活の先生から「うちの部活が検索上位にあがるようなWebサイトを作ってほしい」とお願いされて、SEOを独学で学び始めたことがきっかけです。

ちなみにそのときに作ったサイトは、ちゃんと上位表示されるようになったんですよ（笑）。

初めて作ったサイトで検索上位！すごいですね。

清重：そこからWeb制作にハマって、大学生になってからはWebサイトを作るお小遣い稼ぎしていました（笑）。

根っからのインターネットオタクなんです。

社内でMVPを獲得したりと会社員として理想的なキャリアを築かれていたように思いますが、独立のきっかけはなんだったのでしょうか。

清重：YOUTRUSTがきっかけです。最初は副業先を探そうと思って始めました。

2021年の8月に娘が生まれたんですよ。そのときに育休をとったのですが、お世話をするスキマ時間に「何かいい副業ないかな」とYOUTRUSTの副業意欲を「積極的に検討中」に変更して。

そうしたら、想像以上にたくさんの企業さんからご連絡をいただいたんです。

たくさんとは、何社くらいから連絡が届いたのでしょうか。

清重：多いときだと週に20件以上はきていましたね。それが「独立しても、やっていけるかもしれない」って自信になったんです。

会社員マーケターとしてはある程度評価いただくようになって、次のステップを考えたときに「起業」という選択肢はありました。

ただ、そこに一歩踏み込むには不安があったんです。いざ起業しても、全然仕事がなかったらどうしようって。

でも、YOUTRUSTでたくさんの企業さんからスカウトいただけたことで、具体的に起業の道を描けるようになったんです。

起業後のクライアントも、YOUTRUSTのつながりがきっかけ！

起業後にYOUTRUST経由でつながったクライアントさんはいますか？

清重：2,3社はYOUTRUSTを通じてご縁のあったものですね。

たとえば、今もお付き合いしているコーチングサービスを運営しているmentoさんだと、起業する前に代表の木村憲仁さんからスカウトをいただいたのがきっかけです。

そのときはまだ会社員だったのですが、起業も検討していたので正直に「実は起業しようと思っている」とお話ししました。

そうしたら木村さんから、「じゃあ起業したときには、クライアントとしてお付き合いいただけないか」と提案いただいて。なので、シン・マーケのクライアント第一号はmentoさんなんですよ。

スカウトをきっかけに、将来のクライアントが見つかることがあるのですね。

清重：YOUTRUSTでいただいたスカウトだったから、だと思いますね。

一般的な求人媒体だと、スカウトを断ったらそこで終わりじゃないですか。でも、YOUTRUSTはSNSだから、フォローしたりされたりして、ゆるくつながることができる。

スカウトをいただいたときはタイミングが合わなくてお断りしたとしても、その後またタイミングがあったときに連絡を取り合う、という使い方もできるんです。

また、それが実現できるのはYOUTRUSTのつながりが「友達の友達」までだからだと思いますね。

「友達の友達」までのつながりだから。

清重：そう。僕と木村さんも、もともと共通の知り合いがいたんですよ。だから、直接はお互いのことを知らなくても、最初からある程度の信頼感があったというか。

この信頼感があるから、すぐに一緒に働くとならなくても、ゆるくつながり続けられるんじゃないかと思います。

他の媒体ではなかなか起きない、YOUTRUSTならではの現象ですよね。

YOUTRUSTは、生涯のキャリアの資産になる

スカウトがたくさんくるよう、工夫されていたことはありますか。

清重：実はめちゃくちゃやりこんでいました（笑）。

一週間に来るスカウト数とかも、ある程度コントロールできるくらいには使い方をハックしていると思います。基本的なことなんですけど、プロフィールはしっかり書いた方がいいです。

時々「YOUTRUSTを始めてしばらく経つのに、全然スカウトが来ない」という人から相談を受けることがあるんですけど、大体の場合がこれまでの会社名と職種名しか書いてない。プロフィールをきちんと埋めていないから、スカウトが来ないってパターンがほとんどなんですよ。

あとは、友達は意図的に増やしました。つながりが増えれば増えるほど、お声がけいただける機会も増えますからね。

XやFacebookではつながっているけど、YOUTRUSTではつながっていない友達がいる、という方もきっと多いはず。そこを増やすだけでも、スカウトが来る可能性はぐんとあがるはずですよ！

たしかに、基本的だけど大事なことですよね。

清重：このふたつをしっかりやるだけでも全然違うと思いますよ。僕はさらに、紹介コメントも積極的に書くようにしています。

まずは自分から書くことで、相手も書いてくれることが多いんですよ（笑）。

第三者からの客観的なコメントがあることで、スカウトを検討している企業側もより多面的に判断できるようになりますからね。

キャリアを築くうえで大事にしていることはありますか。

清重：「普遍性」と「希少性」のふたつですかね。

普遍性とは、場所や時代が変わっても通用する、普遍的なスキルを持っていること。僕の場合はSEOやマーケティングのスキルですね。

そして希少性とは、どのくらい市場から評価していただけているかどうか。たとえば、高レベルのスキルを持っていると言っても、それが日本に何百万人もいるようなものだったら供給過多で思うような評価を受けられないかもしれない。

でも、同じスキルでもかけあわせ次第で「希少性の高いスキル」とみなされて、高く評価いただけるようになります。

僕の場合だとマーケティング×事業責任者×BtoBとか。それぞれの分野に強い人は大勢いても、この3つをすべてできる人はそんなにいないと思うんです。

ただ、普遍性も希少性も自分で評価するものではなく、その時々の市場が評価するもの。だから僕は年に1回とか、定期的にキャリアを客観視してもらう機会を作っています。

キャリアを客観視する機会とは。

清重：以前は転職を考えていないときにも転職エージェントに登録して、職務経歴書を見てもらっていましたね。そこで、外部から見たときの自分のキャリアを客観視するようにしていました。

ただ、今ならYOUTRUSTを使うのがおすすめです！YOUTRUSTは、転職エージェントに比べて話してみる敷居がとにかく低い。

他のサービスだと、少し話を聞いてみたいだけなのに面接からスタートすることが多いですからね。

「まずはカジュアルに話しましょう」って言われて参加したら、志望動機を聞かれる……なんてことが僕自身何度もありました（笑）。

また、YOUTRUSTでは共通の友達だったり、紹介コメントだったりで、キャリアだけでなくその人のパーソナリティも見えます。だから、より立体的にキャリアを見てもらえる場だと思うんです。

最後に、これからYOUTRUSTを活用したい読者にメッセージをいただけますか。

清重：YOUTRUSTを使わないなんてもったいない！転職をする瞬間だけじゃなく、使い続けることでチャンスがどんどん広がっていくツールです。

YOUTRUSTは、キャリアにおける資産になると思います。

友達やフォロワーが増えたり、紹介コメントが増えるのって、資産性がありますよね。SNSと一緒で、中長期的に使うと良さをどんどん発揮していくというか。

他の転職サービスだと、転職成功すると「終わり」だと思います。でも、YOUTRUSTは転職してからも使える。

むしろ、転職すると新しい出会いが増えるから、さらにチャンスが増えるんです。

中長期にキャリアを考えたとき、使うメリットしかないサービス。それがYOUTRUSTだと思っています。